* TOEIC600点までの方

Q1今年中にTOEIC600をとりたいと思うが、去年受験した際リスニングのスコアに比べて、リーディング のスコアがよくなかったので、リーディングのスコアをあげたい。しかし学校とアルバイトであまり時間が無いし、高い教材を買うお金もないので、どのような学習をしたらよいか、アドバイスが欲しい。
宮城学院 4年生 (TOEIC490)

A アクセスをありがとうございます。 ご指摘されているように、200点の差は少し開きすぎです。バランスのよい学習をすることで、リーディングだ けでなくリスニング力もさらにアップします。リスニングのスコアから考えて、語彙や文法の力はかなりあると思います。したがって、リーディングのこつを覚えることにより、リスニングと同じくらいのスコアがとれますので、 次回のTOEICでは、800点をめざして頑張ってください。さて、具体的な学習法ですが、
  1. 文法の強化−高校時代につかった問題集を活用しましょう。それがなければ、800円前後で購入できますので、大学受験用の文法問題集を購入してください。とにかく、一通り問題を解いてください。85点から90点が合格ラインです。合格ラインに達しなかったところは、参考書に戻って復習してください。これは、1、2か月で必ず仕上げましょう。
  2. 翻訳読みをしていませんか。翻訳読みをしていると、読むスピードは遅いし、解らない語彙に出くわしてし まうとお手上げ状態になって先に読み進めることができません。初めは、ゆっくりでも構いませんので、左から順に理解していくようにしましょう。少し声に出して読んで、読みながら理解するのもよいでしょう。 もちろん、ある程度読めるようになれば、声を出さずに読まなければスピードアップできません。これは、 少しレベルの低い教材で練習しましょう。したがって、今まで使っていた中学や高校、大学の教科書をすべて読破してみていかかですか。新しい教科書を購入する必要はありません。
  3. 大量に読むことです。1日最低1時間は読みましょう。もちろん、2)以外にです。英字新聞でもよいし、 図書館で小説を借りてくるのもよいでしょう。小説の場合は、以前に日本語で読んだことのあるものにすれば、筋がつかめているので、最後まで読み切れると思います。日本の小説の英語訳などに挑戦してみてはいかかですか。
とにかく、文法の復習、読み方の練習(翻訳読みをやめる)そして、大量に読むことにより読解力をつける。 これが秘訣です。頑張ってください。
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Q2はじめまして。 5年間離れていた英語学習を開始しました。 VOAのスペシャルイングリッシュのニュース英語を中心にリスニングのトレーニングをしています。 ニュース英語を聞くのに次の2つが苦痛です。
(1)ニュースに出てくる数字が聞き取れません。とくに大きな単位の数字が。慣れるコツはありますか?
(2)ニュースのなかの固有名詞、特に中国人やロシア人など、日本語読みとは全然違う名前や地名の発音が、何度聞いても聞き取れず、覚えられずなのですが、コツコツ覚えていくしかないのでしょうか?よろしくお願いします。
社会人 (TOEIC525点)

A社会人の方が、5年間離れていた英語学習を再開なさったとのこと、頑張ってください。 ご質問に対する私からのアドバイスは、
  1. 慣れるコツというより練習でしょう。とりあえず、英語の数字をたくさん聞くことが大切ですが、ご自分でも目についた数字を英語に言い直して声に出して言ってみてください。数字を見た瞬間すぐに、英語で言えるようになれば、聞いた数字もすぐに聞き取れるようになります。スピーキング利用したリスニング力アップの方法です。話せることは聞ける、そして聞けることは話せる。これがリスニングとスピーキングの切っても切り離せない関係なのです。信じて挑戦してみてください。ゆっくり考えながら英語に直せてもだめです。とにかく、即英語に言い替えること、これが目標です。
  2. これは、私にとっても悩みです。日本語ですら聞き取りにくいのですから、これは、こつこつと覚えるしかないようです。たいしたコメントでなくて、ごめんなさい。ただし、言えることは数字の場合と同じで、目で見たことがあり、自分の口で発音したことのある言葉は、聞きやすいので地名や人名の知識を増やすことも、助けになるはずです。
頑張ってください。
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Q3最近インターネットなんかを検索していろいろおもしろい表現方法を知るのですが、実際それを身につけようと使えるようにしようと思ったときどうしたらいいんでしょう。欲張っていっぱい覚えちゃおうとするのですが・・?

日本福祉大学 1年生 (レベル未記入)

A一番大切なことは、一度に全部覚えようとしないこと。たとえ、全部覚えられたとしても、それは一時的な丸暗記にすぎず、結局は自分の会話や書くときに自由に使えないのです。
 使える表現は、カードを使ってファイリングをしよう。7〜8 cm × 12〜13 cmくらいの大きさのインデックスカードがそれを収納できるボックスと一緒に文房具屋さんに売っています。(カードの大きさはこれ以外でも、もちろんOK。)そのカードに 
 1)これだ!と感じた表現を書き写す
 2)出典元(雑誌の名前やメールのタイトルなど)
 3)日付
 4)自分のメモ書きなど
を記入してカードをかきためていきましょう。もちろん、1枚につき、1表現。そして、このカードが書きたまったら、ビジネス文書、ビジネス−電話、ビジネス会話、私信、日記、文法などその書きためた項目別に整理するのです。そして、暇な時に読み返してみたり、あるいは何か文章を書くときに参考にしたり、結構活用できますよ。ちなみに、私は感動したフレーズという項目も作っています。そして、これはコンピュータを使わずに、手書きにすることをお勧めします。自分の手で書くと結構覚えるし、これ、書いた!という記憶がワープロを使うより、鮮明に残ります。また、コンピュータで検索するより、カードをめくりながら自分の使いたい表現を探すほうが、楽しいし、そのときさらに覚えることができます。
 とにかく、焦らないこと。3年、5年さきには、いろいろな表現がいっぱいつまったオリジナルの宝箱ができますよ。英語は一生つきあうもの、あせらずじっくりいきましょう。
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Q4先日から英字新聞を読むようにしてるんだけどどうもうまく使いこなせていなくて。 流し読みだけでよいのか〜それともやっぱボキャ増やすためにはちくちく引いていくべき なのか〜ってね。 またの引いた分は、専用のノートか何か作った方がよいなか〜ってこと・・・。
甲南大学 3年生 (TOEIC550点)

A両方必要です。流し読みをして、何となく全体の意味がわかれば、OKという記事(ほとんどこれでいいです)と、ボキャブラリーを増やすために、いくつかキーになる単語(これが解らないから全体の意味まではっきりわからないと、感じる単語)を引いて、ある程度熟読する記事(1つか2つくらい)とが必要です。全部流し読みでは、学習の宝庫なのにもったいないです。熟読する記事は、記事の長さ、内容に対する関心度など、どのような理由で選んでも構いません。また、流し読みをした記事に関しても、同じ内容の記事を日本語で読んだり、テレビやラジオのニュースで、自分の理解度をチェックしてみましょう。これが案外大切なのです。政党の名前や議会など、新聞以外ではあまり目にすることのないボキャブラリーが、日本語の新聞やニュースで確認することにより、確実に増えていきます。
 「またの引いた分は、専用のノートか何か作った方がよいのかな」という質問に関しては。あまり几帳面に考える必要はありません。記事の内容に興味を持ち、どうしても覚えたいと思うのなら、その記事に直接語意を書き込み、そのままノートに貼ればよいのです。私の場合は、ノートに貼ってスクラップブックを作っても、あまり読み直して学習するタイプではないので、ベッドや机のそばや、トイレや部屋の壁に貼っていました。そうすると、案外何度も読むことができました。そして、ある程度ボキャブラリーも理解できたという段階で、取り外していました。神経質にルールを決めて、几帳面に取り組むことも大切ですが、すべてに関してそうしていたのでは、息が詰まって長続きしませんよ。ほどほどに。
 大切なのは、緻密に学習して基礎固めをするときと、おおまかに取り組み総合力をつけるときと、自分でも学習目的を明確にしながら学習することが大切です。そうすれば、長続きするし、変化もありマンネリを防ぐことができます。がんばれ!
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Q5英語検定準1級とTOEIC700点とTOEIC700点を今年中に獲得したいと思っています。 現在はアルクの通信教育1000時間ヒアリングマラソンを受講していますが、成果がなかなか上がりません。就職までに何とか英悟の資格をアピールしたいのですが現在の実力では到底無理です。研究でなかなか時間が取れない状況にあり気持ちが焦る一方です。今年中には英語検定準1級とTOEIC700点を獲得したいのですが、何か良い方法があれば教えて下さい。英会話学校に英語検定準1級の2次試験対策を兼ねた英会話講座を受講した方がよろしいのでしょうか。自分はイーオンという英会話学校に通おうと考えています。
 今年の6月に受験した英語検定準1級の1次試験の結果は50点でした。ヒアリングが7点しかありませんでした。 現在1日に1,2時間くらいなら英語の勉強ができる状況です。
山口大学院生 1年生 (TOEIC555点)

A まず、「2次試験対策を兼ねて、英会話講座を受講したほうがよろしいのでしょうか」という、ご質問から。人前で英語を話す練習はひとりではできないので、英会話学校に行くことは、大変よいことだと思います。もちろん、会話力とは、スピーキングとリスニングが中心ですが、文法や語彙の復習にもなるので、総合的な力をつけることにもなります。決められた宿題と復習は必ずしましょう。また、英会話学校で、英語に磨きをかけたいという同じ目標を持つ仲間に出会うことで、教材、学習方法などさまざまな情報が交換できるだけでなく、刺激を受けたり、励まし合ったり、競争心をあおられることで、精神的にも多いにプラスになるはずです。頑張って下さい。
 質問の文面から拝見して、とてもまじめで几帳面な方のように感じられます。このような性格は、文法や語彙などは緻密に学習するので、英語力の基礎固めには大変プラスになりますが、リスニング力を伸ばしていく上では、時としてマイナスに働くこともあります。その理由は、細部に囚われず、大意を掴むことがどちらかといえば苦手で、完璧に理解することを求めてしまうので、解らない箇所に当たると、その言葉(あるいは、その分からない内容に)にこだわって頭が白く飛んでしまうことがあるからです。ひとことでいうと完璧を求めてしまうのです。<わたしの予測が違っていたら、ごめんなさい>
 そこで、リスニングを伸ばすための3つの方法をアドバイスいたします。
1 大意を掴む練習:量的にある程度まとまった英文を聴いて、その内容について英語で書いてみる。あとで、もとの英文を見ながら、内容がどれぐらい把握できたか、どこができなかったなどを自己採点する。
2 音とりの練習(日本語にない英語の音を正確に聞き取る能力を養う):英文3、4文を聴いて書き取る。その際、よく聞き取れない単語は何度聞き直しても構いません。とにかく、これ以上はお手上げと思うところまで何度も繰り返し聞き、書き取ってください。一文ずつ行いましょう。かなり時間とエネルギーがいる練習です。私事ですが、アメリカで学生として過ごした3年半より、ビデオ映画の字幕スーパーづくりの仕事をしていた2年間のほうが、はるかにリスニング力がつきました。なぜなら、字幕をつくるためには、英文を一字一句間違わずに正確に聞き取らなければなりません。もちろん、まったく聞いたこともない、そして日本語訳を辞書で調べても、その意味さえわからない単語にも遭遇するのです。自分の耳だけが頼りで、聞こえた音からスペルを考え、そして辞書を引くという作業を毎日のようにしていたから、リスニング力がついたのです。この作業をあなたにもお勧めします。楽しみのない練習ですが、毎日続けると、必ずリスニング力が向上します。
3 リーディングに力をいれ、読解力を養う。英語に対する理解力は、リーディングやリスニングを問わず、共通した能力です。1の練習の「聞く」部分を「読む」に置き換えてください。その際、解らない単語に遭遇しても、マーカーなどで印をつける程度に止めておき、決してそのつど辞書を引かないこと。解らない語彙に遭遇しても、パニックにならず、前後の文や内容からその意味を把握する力も同時に養うことができます。

 以上がお勧めの学習法です。ただし、3つの練習方法は、必ずバランスよく毎日おこなってください。英会話学校の授業、宿題、復習、ヒアリングマラソンそして、この3つのアドバイスを4ヶ月から半年毎日続ければ、必ず実力はアップしますので、信じて頑張ってください。英語というのは、毎日手にとるように実力がついていくのがわかる教科ではありませんので、焦りは禁物です。頑張ってください。
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Q6英作文の練習を問題集でしたいのですが、英作文のものはお勧め教材にものっていないので迷っています。間違った用法が使ってあるものは選びたくないのでいい問題集を教えてください。 
早稲田大学 3年生 (TOEIC575)

A正直に言って、とても難しいご質問です。というのも、私自身が学習している頃、英語の表現力をつけるために、あなたと同じように英作を勉強していた時期があったのですが、外国人の先生に見せたところ、日本語英語だと指摘されました。その後、英和と和英辞典にでてくる例文を使って学習したのですが、留学していたアメリカの語学学校の先生にも、これまた私の英語は日本語英語、特に日本の辞書英語だと指摘されました。つまり、なかなか適切な問題集はないのです。おまけに、日本語から英語に訳したり、英語を日本語に訳して理解する癖がついていたので、日本語を介在しないとなかなか理解できないだけでなく、日本語に置き換えないと理解した気がしなくなっていました。それでは、会話をするときに、皆から一歩出遅れ、会話に入れない状態でした。もちろん、リーディングもリスニングも理解するのに時間がかかるので、スピードの面 でもたいへんなハンディでした。おまけに、日本語で知らない言葉は、その時点で理解ができなくなってしまうのです。その癖を直すのに、たいへんな時間とエネルギーを費やしました。とにかく日本語を介在した学習をやめることを第一にお勧めします。そして、表現力の付けかたに関しては、日本語と同じように考えましょう。日本語力をつけるには、たくさん読書をし、名文(小説でも随筆でも何でも構いません)を書き写しながら、そこにでてくる表現力や句読点の使い方などを身につけるのが最良の方法です。これと同じようにするのです。そのために、
  1. 英語をたくさん読むこと。読みながら、これは使えそうだと思う表現(文単位 で)はメモに書き写します。その際、日本語は一切使わないこと。そして、出典元とページ数を記入すること。そうすれが、いつでも見直すことができます。それが書きたまると、小説、論文、手紙などと分類しましょう。自分のための自分で使える表現集ができます。
  2. 名文の書き写し 時間があるときにすれば、結構楽しいです。日本語に訳さないように、英文を読み上げながらそして書きながら意味を理解するようにすると、翻訳の癖がとれ、英語を英語で理解する練習も同時にできます。
注意事項:外国出版の原書を選んでください。将来役に立つようにご自分の専門分野の雑誌や論文でもよいし、興味のある英米人の作家が書いたものでも構いません。
 日本語に訳して理解する癖をとにかく早くなくし、英語を英語で理解する付けたほうが、語彙力や表現力がつくだけでなく、読んだり書いたりするスピードも上がるし、リスニング力も向上します。リスニング力をつけるには、時間がかかりますので、日々の地道な学習を続けてください。そして、文法の基本学習を一度しましょう。 以上の学習を毎日続けることで、あなたのTOEICの目標点はきっと今年中にクリアできると思います。がんばってください。わからないことがあれば、いつでもアクセスしてください。
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