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第2弾 アメリカに到着! |
11時間にもおよぶ寂しい飛行機の旅の末、ようやくたどり着いたアメリカ合衆国。空港からTaxiに乗ってやってくると、Host Familyはフィジー出身の家族でした。けれど、アメリカ在住歴も長いらしく、本当に様々な人が暮らしているここでは、あまり違和感も感じませんでした。親切だし、よく「Home
Stayは当たり外れがある」と言われますが、少なくとも外れではなかったようです。
部屋は個室が与えられ、トイレ、シャワーは部屋に着いています。外へ通じるドアもあるので、出入りにも気を使いませんでした。朝夕の食事は用意してくれ、昼は学校などで食べていました。ただ家族共働きなので、朝、僕が起きると家には誰もいなくて、結局、朝食も自分でパンを焼いたりして食べていました。一つ戸惑ったのは、夕食にインド風の(でもあまり辛くない)カレーが週に3、4回もでるのです。お米はもちろんインディカ米。なので食事ではあまり満足は出来ませんでしたが、特に不満があるというわけでもありませんでした。
ただ一つ、あまり彼らと話をする機会がなかったのが残念な点です。どちらかというと「部屋が一つ余っているので、家計の足しに貸している」という様な感じでした。日本文化とかについていろいろ話をすることを予想して、本などを用意していたのですがあまり興味がないようでした。
さて最初の1ヶ月の仕事は大きく分けると2つ。1つは学校の授業の登録。もう1つは住む家を見つけることでした。(Host Familyの家とは4週間という契約だったのです。)
まず授業の登録の前には外国人学生向けのInformation Seminarというのがあり、授業の登録方法から学校施設の案内など、この大学での基本情報などをおしえてくれます。そして、必須科目である英語と数学のテスト。この結果でクラス分けが行われます。けれど、僕が受けた感じでは、テストの内容はあまりに簡単で、これでクラス分けが出来るのだろうか?と驚いたぐらいです。(これは別に自慢とかではなく、「本当に」簡単なのです。数学は因数分解の問題が半分以上でした。)まぁ、テストの内容と授業の内容は違うのだと思いますが。
テストの結果もふまえて授業の登録をした結果、最初のセメスターでは合計4科目(12単位)の授業を登録することになりました。英語、数学、Human
Development(留学生は必須の科目。Note Taking等、基本的なCollege Skillの授業です)、Designの4種類です。まだ、最初のセメスターなので一般教養的な授業が多く、専攻の科目からは1つしか登録できませんでした。日本の大学で12単位というととても少ないと感じますが、ここでは平均的な数字です。
この授業の登録は最初の1週間で終わりました。それ以後は授業が始まるまでは学校に行く必要はなくなってしまい、これからの3週間をどう過ごそうかと戸惑いました。ただ、もう一つの大仕事の「家探し」が大変だったので、それほど暇を持て余すことはありませんでした。
ここでの家探しは「情報収集」から始まります。学校には、留学生のいろんなお世話をしてくれるInternational Student Centerという所があり、そこに行くと、ルームメイトの募集や空き部屋情報などが結構手に入るようになっています。ただ、それだけではなかなか部屋を見つけるに至らず、僕の場合、インターネットはもちろん、地元の新聞をチェックし、日本人不動産に電話をしたり、はては歩き回って「空き部屋」の看板があるマンションを順番に見て回るということまでやりました。
ところが、良い物件を見つけても、電話をするとほとんどの場合が留守番電話で、メッセージを残すようになっています。しかも、メッセージを残しても返事があるとは限りません。それどころか、ほとんどの場合、返答なしです。ですから、部屋の中を見せてもらおうにも、管理人と話が出来ないので何も始まらないのです。
こういうことを3週間以上も続けていると、さすがに嫌気がさしてきましたが、かといって諦める訳にもいかないので、気を楽にして地道に活動を続けていました。
ようやく新居が決まったのが、Host Familyの家を出る前日。この時は、本当に嬉しく、ホッとした気分でした。Beachにも学校にも自転車なら20分といった距離で、家賃は$1,150(約12万円ぐらい)です。2DKでルームメイトとシェアするので、一人$575は妥当な値段だと思います。1週間後には授業も始まるので、家具や食器類など生活用品の準備は引越し後おいおいやっていくという感じになりました。
さて、いよいよ次回は学校の様子をお伝えできると思います。お楽しみに。
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