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第7弾 Thanksgiving(感謝祭) |
前回書いたアメリカの大統領選挙ですが、未だ結果が出ないままになっています。歴史上まれに見る接戦のようですね。渦中の当人達は気が気じゃないでしょうが、世間はそれほど熱くなっておらず、冷静に「いつ決まるんだろう?」と見ているようです。
さて、僕の身の回りに話を移すと、この半月の間にはThanksgiving(感謝祭)があったので、なにかとイベントが続いた時期になりました。Thanksgivingの元々の起源というのは、ピューリタンがアメリカに移住してきた時に食べるものがなくて困っていたのを見て、Native
Americanが農耕の仕方等を教えてあげた、というところにあるそうです。つまり大地の恵みに感謝するところが感謝祭の発祥ということですね。現在では中型連休という要素が一番強いのかもしれません。
さて、Thanksgivingというと、一番最初に思いつくのは「七面鳥」です。内臓を取り除いて、塩と胡椒をつけてオーブンでじっくり丸焼きにしたものが、この日の食卓のメインとしても最も一般的なもの。その他にも、クランベリーソースや温野菜のサラダ、ポテトペースト、パンプキンパイというのが伝統的なThanksgivingの夕食だそうです。僕はこの日、アメリカ人のご家庭にお邪魔していました。本場のThanksgivingを味わってほしいというオファーがあったので、それにサインアップしていたのです。先方は高齢のご夫婦で、とても良い方々でした。先に挙げたような典型的なディナーを用意していただき、その由来やその他、いろいろな話も聞かせていただいて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
連休2日目の夜は自宅でカレーパーティを開きました。大きな鍋に日本風のカレーを作り、留学生の友達に振る舞ったのですが、かなりの好評を得たようです。何故か七面鳥も料理して、集まったメンバーで楽しい時間を過ごせました。
さて、今回のようなカジュアルなホームパーティでも、友達の何人かはブドウだとかケーキだとか、みんなで食べられるようなものを持ってきてくれていました。日本でも、これはある程度常識になっているのかもしれませんが、これはアメリカ社会では(国際社会でも?)常識だそうです。それが学生同士のパーティでも見られるなんて「スマートだなぁ」と思いました。
休む間もなく、連休3日目にはMagic Mountainという遊園地にサークルのみんなと出かけました。ここの見所は絶叫マシーンです。大型の(日本の遊園地だとメインアトラクションになるぐらいの)コースターだけで6つもあり、どちらかというと若者向けの遊園地でした。アメリカの遊園地は基本的に入場料さえ払えば、乗り物は乗り放題です。日本でも最近そういうシステムが増えているのかもしれませんが、アメリカではこれがスタンダード。僕が行ったときは、学生&団体割引で、通常料金の半額($20)で一日楽しむことができました。ただし、遊園地の中の食事が高いのはどこに行っても同じのようですね・・・。
僕たち留学生にとってThanksgivingは単なる連休でしかありませんが、家族や親しい人ともに過ごすというのも一般的な過ごし方のです。実際この時期に帰省する人も少なくないようで、友人の何人かもサンフランシスコやN.Y.まで行っていました。
Thanksgivingが終わるや否や、町は一気にクリスマスムードが加速します。そう、もう12月ですもんね。スーパーにはクリスマスコーナーが設けられ、家の内外が電飾やオーナメントで飾られます。クリスマスツリー用のモミの木も売られていますし、そういえば学校の図書館までもがクリスマス用の飾り付けをしていました。やはり、アメリカでは日本以上にクリスマスの意味合いが強いのですね。僕にとっては初の海外でのクリスマス。どうなるんでしょうか?楽しみです。
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