* 第8弾 Final Test

 12月になりました。日本は師走に入って寒さも一段と厳しくなっていると聞きますが、L.A.は 気温の低下が一段落したようです。11月の中頃までどんどん寒くなっていって、この先どうなる んだろう?と不安になっていたのですが、最近は寒さに慣れたのか一安心。だいたい最低10度、 最高20度ぐらいの日が多いです。
 12月に入りクリスマスも目前なのですが、その前に学生はFinal Testを終えなければなりませ ん。ということで、今回はそのテストのことから書き始めたいと思います。
 テストは大きく分けて3種類あります。セメスターの中頃のMidterm、最後のFinal、それと授 業中にやるQuizと呼ばれる小テスト。Quizは例えばReading assignmentが出されて、それにつ いての確認の意味であったり、単元の最後にやる復習テストであったり様々で、日本の小テスト と同じ感覚です。それに比べMidtermとFinalは範囲も広く、成績への影響も大です。特にFinal はテスト期間というのを設けて行われるので、その時期になると学校内の雰囲気も少し引き締 まったものになります。図書館の満席率が高まり、遅くまで残って勉強している学生も多いよう です。この辺は日本の大学と似ていますね。もっとも今は、テスト期間もほぼ終わりかけている ので、そろそろテスト後のパーティや帰省のことが話題に上っていますが。
 さて、テストについておもしろい発見をひとつ。すべてのテストがそうというわけではありま せんが、テストはマークシート形式のものも多くあります。そう言った場合、マークシートが書 籍部で売られていて、生徒が各自で用意する場合もあります。授業によってはエッセイ形式のた めマークシート(Scantronといいます)が不要の場合もありますが、その場合でもエッセイの回 答用ブックレット(白紙の回答用紙が20ページ程度のブックレットになったもの)を用意するこ とがあります。もちろん、先生がすべて用意する授業もありますが、初めて解答用紙を買ってく るように言われたときはびっくりしました。
 このセメスターは8月の最終週から12月の中頃まで。Finalが終わった学生は冬休みです。もう、次の冬期講習の授業登録は終わっていますし、春のセメスターの登録も始まったところで す。(冬期講習は希望者のみ。もちろん、正規の授業で、取得した単位は卒業単位に加算されま す。)テストが終わるとクリスマスなので帰省する学生も多く、そうすると次のセメスターまで 2ヶ月近く会えなくなります。留学生の友達は家族や国の友達に会えるのが楽しみな一方、ここで 新しくできた友達と会えなくなるので寂しがっている人も多く見かけます。
 僕は冬期講習を取るので、帰省する友達を寂しく見送る滞在組です。年末にはバンクーバーか ら知り合いが遊びに来ることになっていたり、新しいルームメイトがやって来ることになってい たりします。(来年からは3人で一つのアパートをシェアする生活を始めるのです。)アメリカ 生活を始めて約5ヶ月。このレポートに書ききれない沢山なことがありましたが、気がつけば最初 のセメスターが終わろうとしています。
 自分の中ではまだ始まったばかりの様な気分なのに。多分、人間いつまで経ってもそんなこと を言ってるんでしょうけどね。では、良いお年を。

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