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第9弾 New Year's report |
明けましておめでとうございます。
とうとう21世紀です。年を越したという実感がないのですが、とにもかくにも新年です。 ちょうど良い機会なので、今回のレポートはアメリカに来てからの半年を振り返ってみようと
思います。
最初にこのレポートを書いたのが、アメリカに到着して間もない頃、7月の終わりか8月の始 めだったと記憶しています。あの頃は(と言ってもたかだか半年前ですが)右も左も分からず、
友達もいないうえに、それほどすることもなくて退屈で日本のことばかり思い出していました。 長い期間、友達と会えなくなるというのを肌で感じ始めたのが日本を発つ直前で、それ以来、日
本に残した未練をずっと引きずっていたような部分があったので、最初のうちは心がすっきりし ませんでした。アメリカに来たという興奮と、これからの生活に期待がなかったというわけでは
なく、楽しい出来事も色々あったのですが、ふと我に返ると日本を思い出している自分がいたの を覚えています。
9月になって学校が始まり、今のアパートに越してきてようやく生活が落ち着きました。しか し、学校が始まって間もない頃は日本人の友達が多くできてしまったので、日本人の友達とはつ
るまないように、むしろ避けていたこともあります。その後、すぐにISFと出会い、10月のキャ ンプ以降は留学生の友達がたくさん出来たので、そのお陰で僕の生活は大きく変わりました。授
業の合間にはたいていcafeteriaに行って友達と過ごすようになり、僕自身、それが英会話の練 習になるので好んでその場にいるようになりました。(そのうち「君はいつもcafeにいるね。」
とまで言われるようになってしまいましたが。)そうやって友達が増え、その友達と遊びに行っ てさらに仲良くなり、その友達の友達と知り合い・・・という感じで、セメスターが終わる頃ま
でには電話帳には名前がびっしりと書き込まれているようになりました。
僕自身、友達がたくさんいていろんな話が出来る環境が大好きで、むしろそれがないと生きて いけないぐらいなので、やはり彼らとの出会いはこの半年で一番大きな収穫だったのかもしれま
せん。いろんな話をして、いろんな価値観に触れ、視野を広げたい、というのはアメリカに来る 前から考えていたことです。そういう機会をこんなに早くすることが出来たのは、本当に幸運だ
と思います。
その他にも、料理や洗濯など身の回りのことを自分でこなすというのも、良い経験になってい ますし、アメリカという(日本とは習慣の違う)国で生活していることだけでも得るものは多い
ものです。
ただ、予定と少し違ったのが英会話能力。もう少し上達が早いと思っていたのですが、依然、 問題を抱えています。友達との会話や、授業などはだいたい理解できたりするのですが、崩れた
表現に出会ったり、逆に(これは仕方ないのかもしれませんが)難しい話題になると理解に苦し みます。言いたいことがなかなか言えなかったり、英語のessayなども適切な英語で書くレベル
には達していないようです。多少の上達は感じられるのですが、まだまだ満足できるものではな く、これから大丈夫だろうか?と少々不安になることもあります。何をしたら良いのか悩んだり
もしますが、そういう時こそ日本で英語サークルにいた頃の勉強法を思い出して参考にしたりし ています。
そろそろアメリカに来て半年が経ちます。よく「海外生活が半年を越えると変化が現れる」と いうのを聞くので、密かに期待もしつつ、日々の勉強のモチベーションにしています。今年も、
おそらくたくさんの出来事があり、様々な経験をする事になると思いますが、その出来るだけ多 くを日本にお伝えできればと思っています。今年もよろしくお願いします。
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