* 第10弾 よく見かけるもの in America

 今年のお正月(L.Aでは正月という概念すら、すでに希薄ですが)は、とうとう餅を一つも食 べないで過ごしてしまいました。おかげで正月太りとも無縁でしたが、少々寂しい気がしまし た。
 このように、アメリカと日本の生活習慣を半分ずつぐらい持ちながらの生活を続けているので すが、気がつくと半年近くこんな風に暮らしていることに、先日ふと気がつきました。半年もこ こに暮らしていると、アメリカの生活が少しは見えてきます。今日はそういう話。こちらの街で よく見かけるものが幾つかあるのでそれを挙げてみます。
 まずは、Starbucks Coffee。日本にいた時から大好きでしたが、こちらでは完全に生活に密 着しています。それぐらい多いのです。車で10分でいける範囲内に絶対に1つはあるというぐら い。大型の本屋の中にあって、そこで本が読めるようになっているものや、学校のコーヒースタ ンドも「スタバ」である場合が多いですね。土地柄かテラス付きの店が多い気がします。
 それから、キックボード。正式名称はよく知らないのですが、ちょうど一年ぐらい前に日本で 流行っていた気がします。こっちでも最近は落ち着いたようですが、流行っています。という か、こっちでは子供に人気があるようです。大学生なども乗っていますが、10歳ぐらいの子供 が近所で乗り回している姿の方がよく見かけます。その辺はちょっと違っていますね。
 あと携帯電話は日本の方が遙かに進んでいます。こちらではまず大きい。それに加えて、機能 が少ない。カラー液晶やiModeなんてもってのほか、メール機能すらついていないものがほとん どです。着メロも日本の3年ぐらい前のレベルですね。ただ、通話料は安いです。$40で1000分 とかしゃべれるようです。ただし、こちらの携帯は電話をかけた時はもちろん、受信しても料金 がかかります。まぁ、それだけ安ければあまり気にならないのかもしれませんが。
 バスでよく見かけるのはウォークマン。日本との違いは、なぜかウォークマンを手に持ってい るのです。カセットかCDかに寄らず、みんな鞄に入れずに手に持っています。音飛びが激しいの でしょうか?理由は不明です。
 あとキャンパスではバックパックが主流です。ショルダーバックも多いのですが、バックパッ クの数が圧倒的に日本と違います。女の子でもガンガンもってます。服装と全然マッチしていな くてもバックパック。理由は一つ。テキストが重いから。半端じゃなく重いので、プラダのショ ルダーなんて持っていても鞄を傷めるだけ。キャスター付きの小型のスーツケースを使っている 人も珍しくありません。おしゃれより実用性が重視されざるを得ない状況なのです。
 あと、思いつく所ではサングラス。冬でも必需品です。冬になると日差しの厳しさは消えます が、依然まぶしいので持ってる人が多いですね。あと、おもしろいなぁと思ったのは、暖炉付き の家が多いこと。ロスのように暖かい土地で、しかもマンションなどでもついているのです。そ のほとんどは使わない(もしくは使えない)もの。贅沢の象徴のようなものなのでしょうか?最 後にもう一つ。FM局の多さに驚きました。本当に多いです。チャンネルを少し回せば別の局に 変わります。たぶん、ロスだけで20局ぐらいあるのではないでしょうか?しかも、局によって 音楽性が音楽が決まっているのです。この局は一日中JAZZとか、ここはHIT CHARTばかりを流 すとか。気分によって局を選べるので、楽と言えば楽ですね。
 一見、日本と同じような町並みで同じような生活をしているのですが、やっぱり人が変われば 中身はガラリと変わります。だんだん、そういう違いが珍しくなくなってきたということは、こ の土地に馴染んできているのかなぁ?

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