* 第14弾 Spring Break!

 今回は、前回に予告したとおりSpring Breakについて書いてみたいと思います。  Spring Breakというのは「春休み」。こちらでは、だいたいどこの大学でも4月の上旬頃に1週間、 というのが普通のようです。僕の通っているSanta Monica Collegeでも、4/9から4/15が休みでした。(実際はその前の週末も含まれるので、だいたい10日前後休めたようです。)この時期は、ちょ うどセメスターが半分ほど終了し、休みの前後にMid Term Testsを抱えている人もいたようです が、幸い僕はテストの類はなくって、気持ちよく休みを満喫することができました。普段の週末でも 家に閉じこもっているのが嫌いなので、1週間もまとまった休みをいただいたなら、どこか外出せずに いられるはずがない僕は、この1週間はいろんなところに行ってきました。
 休みの始めはそれでもスロースタートでした。一度、友達と「飲み会」(久々にお酒をかって、友 達を呼んで飲み、夜中まで語っていました。)をしたぐらい。最初にどこかに行ったのは、火曜日で した。朝一の電話で友達にたたき起こされ、ビーチに連れ出されてローラーブレードを楽しみ、その 後、Los Angeles County Museum of Art(LACMA)に行ってきました。ちょうど前の夜に、毎月第 二火曜日が無料開放日という情報を聞いていたので、ちょうどよい機会だというので行ってみたので す。実はこの美術館にはこの2週間ほど前にも行ったところだったのですが、その時は十分に時間がな くて、見ていない部分もあったので、まさに絶好のタイミングでした。この時の特別展示は日本の木 版画。広重や歌麻呂の版画をたくさん見ることができました。アメリカでは美術館や博物館の入場料 が日本に比べ安く、こういった無料開放も多く行われているので、アートと生活との距離がすごく近 く感じます。これはアメリカに住む利点の一つですね。
 翌日、水曜日からは近所の友達5人でキャンプに行ってきました。事前に計画を立てており、テント を借り、食料を買込んで2泊3日、野外生活です。ロスから船で1時間ぐらいのところに、Catalinaと いう島があるのですが、目的地はここ。キャンプには少し時期が早かったのか、キャンプ場は僕たち 以外だれもいませんでした。ビーチのすぐ横で、電気もない所ですが、夜は星がとてもきれいで、良 いところでした。初日は到着すると夕食の時間だったので、すぐにBBQをしました。やっぱりキャン プの夜はBBQ。何度やっても楽しいものです。次の日は、島の反対側にあるダウンタウンまでハイキ ング。5時間も歩いたのですが、景色がきれいだし、島で放牧されているバッファローに出会ったり して、なかなか楽しかったです。ダウンタウンは小ぢんまりとした街で半分は観光地、半分は住宅地 という感じ。スキューバダイビングやゴルフなど様々なレジャーが楽しめるようになっていました が、今回はおあづけ。またいつか機会があればやってみたいですね。次の日には、もう帰ってしまっ たのですが、帰宅後はみんなくたくたで、その夜は久々のベットということもあり、かなりしっかり と熟睡しました。
 キャンプの疲れも抜けきらない土曜日、この日は留学生サークルのイベントでGriffith Parkという 公園に遊びに行きました。ここはL.A.ダウンタウンの北に広がる大きな緑地公園で、丘の上には天文台 もあります。僕も初めて行ったのですが、とても素敵な場所だったので、日曜日とかにぶらりと遊び に来ても良いなぁと思いました。現地ではお昼を食べ、フリスビーやバトミントン、あとちょうどこ の日はEasterの前日だったので、Easter Egg Huntも企画されていました。(Easterというのはキリ ストが十字架に貼り付けられてから3日後に復活したとされている日。それとどういう関係があるのか わかりませんが、隠されたEaster Eggを探すというのはアメリカのファミリーでよく行われるそうで す。ちなみにEaster Eggはチョコレート製か、僕たちが使ったのはプラスティックの卵型の容器の中 にキャンディなどが入ったものです。この時期にはスーパーなどで普通に売られています。)
 日曜日は、次の日からの学校に備えて、残っている宿題などをしているうちに暮れていきましたが、 みんな口にするのは「もう終わっちゃった・・・」という言葉ばかり。やっぱり、どこに行っても学 生にとって休みは愛しいもののようですね。次のまとまった休みはFinal Examの後。それまではまた しばらく学校が生活の中心になります。今回のお休みはそれまでの良い息抜きになりました。

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